ドイツで車検その②タイロッド+オイルフラッシュ+ブレーキパッド

前回の続きだが、もう一度確認なのは、ドイツで車検が切れてもそのまま車検場へ行ってOKということ。名義変更前でeVBナンバーが発行されていても保険は名義変更後しか効かないから注意。

ブレーキパッド

目視で3-5mm位まだ残っているので、交換するのをやめた。
だって勿体ないから。パッドが無くなるのは、音で知る事ができると思うから、焦る必要ない。車検で指摘も無かったので無理する必要もない。

それよりもキャリパーを赤に塗るタイミングに合わせたほうが、面白いんじゃないか、と。今回は止めにして、次の季節のタイヤ交換に回す。

車検場で指摘されたタイロッドのガタつき

100ユーロ位支払って車検が済むと思いきや、指摘されたタイロッドのガタ。すぐに部品を頼んだものの、バラしてみると手で緩む。本来、90NMで締まっているはずなのに手で緩んだw つまり部品が悪いのではなく、緩みがあったんじゃないか、ということ。

特殊工具(SST)がないから作る

写真①(22mmレンチ):タイロッドのウケ側が22mmで、元のタイロッドは36mm八角だった。36mmなんていうレンチは高いので、作ることにした。

(結果から言うと、22mmのレンチをこうやって固定する必要は無いかも?)

写真②自作SST装着:

これが自作36mmSST。自作らしく、寸法を間違えてしまい37mm。

8角のつもりが6角を自作してしまい、戻した時に寸法がズレたのかもしれない。

M6x80mmのボルトと手持ちの高ナットを使う。

写真③(作業イメージ)

こういう風に作業したい。

本当はSSTを手前で使いたかったが、面倒で、これ以上の知恵がなかった。

22mmレンチも回せると思ったけど、ほぼ回らない。となるとピンクのこの補助道具を回さなければならないが、現実には全然スキマがないよ。

ほとんど奇跡で作業を乗り切った。実際、マニュアルもなければ道具の自作のワンオフ作業。自分の脳ミソしか使えない。結局回すっていうことは、後述するオイルフィルターレンチと同じ原理なんだよね。
で、タカナットにワイヤーをかけてテコの原理で引っ張った。ただし、弱い線材だったため、ブチ切れた。不安だがこれで満足することにする。90NMには達していないであろう。たまにチェックすると良いし、別の機会に工具を手に入れよう。

オイル交換

オペル車の情報が少なく、しかもネットがたまにしか繋がらないので、かなり久々のオイル交換だけれど、イチかバチかやってみよう。

オイルパンの下はトルクスのボルトになっている。大きいのはT40しか持ってないがどうやらT40で良さそうな気はする。緩めば勝ちだからね。

そして下抜きは何でオイルを受けるか正直迷う。ドイツでは廃オイルは資源ゴミなので、どこかに持って行かなければダメだと思われる。あと引っ越してまだ間もないため、近所が物凄い勢いで見ている。ここはドイツなのだが、スイスに近い地域性が存分に出ている。間違った事をしたり、変な挙動をすると、速攻で指摘を受けたり罵られたりするのだwだからミスも許されない。時間はかけられるんだけどね。

オイル交換くらいで、物怖じするな、と言われそうだが、最近自分は色々なことで「ちゃんとやれるか」という見通しを立ててからやるのだ。ある程度ドイツ人化してきたのかな?

オイルフィルターの位置も良く分からなかったが、よーく見ると、前側に付いていた。新品から推測するに16角だが、オイルフィルターがちゃんと緩むか、大丈夫かなぁ。さすがに16角SSTを作る気は無いが、ダメな場合は作るしかないだろう。

やばい、両方とも全然緩まない。

オイルフィルターからトライ。オイルフィルターの固着なら過去に何度も経験してきた。革ベルトを巻いて回したり、荒ければマイナスドライバーを突き刺す方法もある。

今回はベルトを試みたが、全然だめ。何かオイル漏れ止め剤とか使ってるんか??真横の排気管を触って、小指を軽く火傷して敗退。。

革は滑らないようにするのが難しい。ゴム板も併用したが駄目。

では、ドレンボルトの方はというと、こっちも90NMのインパクトでも緩まない。T40で、舐めないように気を遣っているのに、ビクともしない。

もしかしてタイヤ交換用のインパクトを使う??大丈夫かなぁ。。

無理せずに作業をすすめる。よく考える。

ホームセンターに出向いたらT45⇔1/2″とT50⇔1/2”のアダプタが売っていた。オイルフィルターレンチが7ユーロ!安いから即買い。アダプタはとりあえずスルーして、T40用のビットを基本にもう一度SSTを作ることにした。

T40のビット用のSSTを作る

オイルフィルターレンチを試すと緩むことが判明。あとはドレン。
もう限界超えてるのだが、ひたすら頑張る。これがSST。
で、SSTを潜って試すが、T40とモンキーとハンマーを使うものの、緩む気配がない。。何か違和感がある。。しかもT40だとグラつきがあって、T45とかT50なのでは?と疑い始めた。となると近くのホームセンターにT45/T50のアダプタの在庫確認のため電話するが、自動応答なので、出向く。

T45かT50かわからない

T45やT50のアダプタはホームセンターで1個、5ユーロで売っていた。午前中に行ったHC(ToomBaumarkt)よりも安い。でも店頭ではどちらを買えば良いかわからない。。レジで使わない場合は返品OKか聞いたら、やはりドイツも返品OK。ということで両方買って、即帰宅。

ドレンボルトが緩んだ!

すぐに1/2″のホイール用インパクト(200NM位)でサイズ確認し、T50ではなかった。T45だと『ビッタリ!!』。ああ、T40で無理矢理やらなくて本当に良かった。後悔しない決断って、本当に大切だ。。あとはバケツにオイルを受けて、フィルターも外した。全部で4L位抜けたかな?

そして古いドレンボルトとAMAZON新品ドレンボルトを較べたら、同じボルトだと判明した。前に交換した人がこのドレンを使ったか、ドイツのドレンのスタンダードがこのボルトか、とにかくそういう事なのだ。

フィルターは手回しでキツく。ドレンはモンキーとT45の組み合わせでキツめで締めた。50NMか80NM位だろう。あとは車載の説明書にオイル交換は3.5Lとあるが、だいたいそれくらいだった。

タイロッドのガタももう一度確認したが、左右同じくらいのガタだったので、車検場も文句を言うまい。かなり疲れた。

たかが、オイル交換・軽整備とはいえ

今回は終わったら”超幸せ”になったものの、たかがオイル交換と考えると嫌になった。ネットが繋がればもっと楽だっただろうに。ドイツ社会で手探りした整備は結構、堪えた・・・。

今回かかった総額もどんどん増えてしまった:

2tジャッキ23ユーロ←パンダ2つだと不安定で念のため購入。
ハンマーモンキーレンチ:23ユーロ
タイロッド新品:エンドと合わせて15ユーロ位?Ebay。
フロントブレーキパッド14ユーロ。やる気が失せたので次回。
ケミカル類:50ユーロ。ロックタイトのアイス系ネジゆるめ剤を10ユーロで購入。次回wのオイル漏れ止め剤を15ユーロで購入。
オイル10L:20ユーロ。余分に買ってしまった。
ドレンボルトオイルフィルター7ユーロ
オイルフィルターレンチ7ユーロ
T45アダプタ1/2”:6ユーㇿ位。T45は持ってなかったので満足。
(次回分)ブレーキクリーナー洗剤10ユーロ
(次回分)再車検代×2:12×2=24ユーロ

合計:185ユーロ!!工賃なしで!ウッソー!?笑えない。

この他、インパクトなどの工具はたまたま揃えていた。
3Dプリンタも今回やや活躍したかな。。

かかった時間と手間がハンパないですね。。気苦労もね。。
絶対に他人から頼まれたら「やらない」レベルです。「引き受けたくない」

なんか今回の件は全部とんちのオンパレードでした。
『オンパレード』って何よ!?何語なの?

海外でゼロから考えるという連続。ブレーキ液を一時退避させるには熱帯魚用ホースが安くて良いんじゃないかとか、もう何から何までサバイバル過ぎる。不幸というか、苦労というべきか、個人的には「厄歳の厄」や「呪い」に似ている気がしているのだった。神からの『呪い』か?

そういえばドイツで車間距離を詰めた写真を取られて、200ユーロ越えの罰金が来ているし、、いつもなら本記事も(笑)とか付けるんだけど、ここ最近は笑えない位の苦労があるね・・・。凄いと思う・・・。

今思うけど、カンフー映画で組手があるでしょ?あれをやってる感じ。 次々と攻撃を受けて、防御するとか。そう考えると面白いけどねw

ただ焦って判断を間違えたり、後悔するような状態で進んではいけない、と今回からも強く思う。今回もタイロッドブーツを45ユーロで買いそうになったり、T40のままネジを強くネジを回しそうになったり、何度かピンチがあった。絶対に早計な決断は避けるべき。時間を使って、早まるのを我慢し、安全で確実な方法を採る。これしかない。

試練じゃないかと、マジで思う。一歩外せばアウトというか、常に外さないように確実に進むべきだと感じる。

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