LTE+デジタイザ付、WINDOWSタブレット 比較⑩ (実機購入 HP ENVY 8 NOTE)

まず最初に言おう。『買うべき』だと。

理由は幾らでもあるので後述するが、まずは買うのが一番。
入手困難だが、モノが無ければそもそも良さが分からない。

私はヤフオクでリファビ品を購入。(新品同様)  以下、目次:

① LTEモデルとしてはコスパ最強
② ライバル機との比較 (vs Venue8pro5855 LTE)
③ セットアップ
④ US キーボード
⑤ 3Dベンチマーク
⑥ Office Mobile も普通に使える
⑦ AESペン
⑧ LTEモジュールの交換#1 [白カバー]
⑨ LTEモジュールの交換#2 [黒カバー]
⑩ LTEモジュールの交換#3 [ミドルフレーム]
⑪ GPSのジレンマ
⑫ ナビとしてWindows10で音声案内
⑬ スペックの限界点
総評

HP Elite x2 1011 G1」や「DELL Venue 8 Pro 5855」も実機レビューしているので参考にされたし。

① LTEモデルとしてはコスパ最強

ペン付き(デジタイザ搭載)モデルとしては、コスパ最強だ。
後ほど詳しくVenue8proと比較するが、メモリ2GBとはいえ、キーボード付で4〜5万円は安過ぎる。(適正価格と言えようか?)

『全部入りのWindowsタブレット』としてはこれ1台で、完結するどころか、デザイン的に良いので120%の満足感がある。

デジタイザ無しでコスパが高いのはこちらで書いたが、LTE付windows10タブレットとしてはWDP-083-2G32G-BT-LTE
不具合覚悟なら良コスパ。1200×800だけど。

デジタイザ無しなら1.7-1.9万円だから安い。

② ライバル機との比較 (vs Venue8pro5855LTE)

結局8インチの頂上決戦はこの機種になる。ただ最初から結果は決まっている。価格が違うこと。Venue8Pro5855LTEは、ペンもキーボードもなしで$579。日本円にして(⇔105円で)約6万円。キーボードやペンを購入し、送料や関税を考えると軽く7〜8万円。この差は大きい。

4-5万位の本機と、7-8万位のライバル機の差 → メモリ2GB

スペック的には、メモリ2GB⇔4GBの違い程度しかない。
両者を使ってみたが2GBのデメリットは体感できなかった。

Envy8noteはデザイン、実用(キーボード)に優れているのに安く、Venue8pro5855は特筆すべきものがないのに高い、という印象を受けてしまう。唯一メモリが4GBだという位のさみしさがある。

Venue8Proは日本でLTE非搭載モデルが販売されているため、ややポピュラーで「これ一択」なイメージがあるが、『とんでもない不幸』だとLTE推しの僕は思える。

あとあまり言いたくがVenue8Proはダサい。オタク染みている。商品としての美観が無さ過ぎる。これは今後も問題だろう。

③ セットアップ

私の場合、リファービッシュ品を購入したので、これが内容物。

IMG_3690

傷や使用感は全くないというレベルです。ただし、microUSBの横に非常にビミョーな線キズがあった位です。

IMG_3693特にセットアップで困ることはありません。

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Insert a SIMとなっており、LTE対応なのが見てとれます。

IMG_3696

キーボードのセットアップも超簡単で、シームレスです。合格。

Bluetoothキーボードは意外と使いやすいですし、純正なのでまるでドッキングステーションのような感じですねぇ。Bluetoothキーボードは使いにくいと思っていましたが、下手なドッキングステーションよりも使いやすいです。

複数タブを持っているが、他のタブともBT接続できるので、机の上でも邪魔にならない。

④ US キーボード→ 光らないがタッチパッドは煌く

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(HP ENVY 8 NOTE で撮影)

キーボードが付属しているだけあって、満足感が高いのだが、HP ELITE x2 1011 G1のように特にバックライトが付いているわけでもないが、タッチパッドの枠のアルミの処理が「きらーん☆」てな感じでオシャレ感がある。MacBookよりもイケてるかも。

使ってみて「かなが切り替えられない」と焦った。USキーボードは、’+ALTキーで「かな」切替が可能だ。だから特に不便を感じることは今のところはない。

⑤ ドラクエベンチマーク

DQXenvy8ドラクエXベンチの結果にバラツキがあったので、どれほど当てになるのかわからない。(Venue8Pro5855の場合も含めて)  結果はCoreMと較べてしまうと閉口するw ただその差を体感することは果たして何回あるのだろうか。

Atomゆえの悩みなのだろうが、普通に使う分には遅いとは感じないのも不思議だ。Atomの4GBのLaVieTWも使ってみたが、よくよく考えるとAtomには『ややもっさり感』があるかも知れない。

8インチだから、もっさり感を感じないのかもしれない。だとしたら8インチにはAtomで十分に思える。どうせメイン機あるし。

⑥  Office Mobile も普通につかえるし

Word MobileもExcel Mobileも使えている。Microsoftサインインをしているせいだと思うが、とにかくちょっと使った分には全く問題ないように思うが? ONE NOTEも動作している様子。

⑦  AESペンの書き心地

上記の環境でテストしてみた。というのはペイントでは筆圧機能が反映されないようだから。

旧ワコムデジタイザと較べた感想は、前評判に反してAESペンのほうが書き易い気がした。お絵描き素人としては新旧両者は問題無く使えると感じる。

⑧ LTEモジュールの交換#1 [白カバー]

HPに分解手順が載っているのは紹介した。今回は実際例。

IMG_3711用意するのは、ダイソーで売っている200円の時計用分解工具(右)やHPの説明で使われているような先の細いプラ製工具だ。

ピックよりもダイソーのスクレーバーが絶対良い。

白いカバーを分離するコツは、銀枠は実はプラ製なのでやや曲げる。画像のように1カ所外れたら、あとは楽勝だ。

IMG_3712底面を外すのも、黒カバーとの境界のノリを早めに切り離しておくと楽々。

全行程、ゆっくりやる。

⑨ LTEモジュールの交換#2 [黒カバー]

さて次に黒カバーをドライヤーで熱する。HPの説明では極端な熱はNGとあるが、そもそもそんなに熱くならないので、至近距離からドライヤーをHIで当てる。熱くなれば剥がしやすくなるのだ。

IMG_3713ピックの部分から攻めるのが正解のように思う。

ここで注意したいのは、低温では作業してはいけないということ。

1秒位しか触れられない程度まで温度を上げなければ、黒カバーが固いままで割れてしまう。

だからこそ思い切ってドライヤーで昇温する。これさえ判ればあとは時間をかけて剥がせばよい。

IMG_3718IMG_3719

 

20秒ドライヤーを当て、少しずつカバー下に工具を入れていく。
IMG_3720

剥がれてしまえば目的地が見えている。

⑩ LTEモジュールの交換#3 [ミドルフレーム]

あとはネジを外していけばよい。その上で、USB側からフレームを外して行く。白カバーの時と同様に注意して進める。

IMG_3723USB側が外れたら底面側に移って「てこの原理」を使える場所がある。

なるべく隙間に工具を入れなくても、外れるような工夫をすべきで、これで持ち上がったら、残りの底面側は簡単に外れていく。ただし慎重にゆっくりやる。

IMG_3725ミドルフレームが外れたら、作業はほぼ終わりだと考えて良い。

HPのページにはいかにも難しそうに書かれているが、全くそういう印象を受けない。

面倒なのはやはりドライヤーを使うという事だけだが、全体を通して「ゆっくり・無理をしない・変なチカラをかけない」ことを守れば誰でもできそうな気配だ。ただし不器用を自認する人は、向いていないw

IMG_3726

目的のモジュール。アンテナとネジ(赤丸)を外し、矢印の方向に引き抜くだけ。このモジュールはVerizonME206vだったので、交換した。

⑪ GPSのジレンマ

上記のように、LTEモジュールを交換していたのだが、いよいよ本格使用しようとDW5809Eを挿してみた。(というのは手持ちのME936では現状のドライバでは日本で使用できないから。)
するとMainとAuxアンテナの位置が逆である。で、よくよく調べるとHP ENVY 8 NOTEはGPSを内蔵している。デフォルトのVerizon ME206vとME936はアンテナが同じ位置にある

結局、GPSアリで8インチを使うのか、ナシなのか、使い方が違ってくる。LTE電波ではナビはできないのか?とやってみたが、Wifiだとできるおおよその位置も認識できなかった。何故?ともかく日本では使わないという前提で、仕方なくME936をインストールした。するとすぐに位置情報を取得した!うーん、素晴らしい。

img_3885ということで、HPが公式に対応しているME936にしたのだが、気が付いたのがMainアンテナがVerizon用のスペックになっていないのかな?ということだった。でもME936のバンド帯は1/2/3/4/5/7/8/13/17/20であり、 North America and Europe network coverageとなっているのでヨーロッパでの使用を想定しているのだろう。少なくとも3/7/20で使用するのは問題なさそうだ。

日本で使う場合にはまた別途考えることになるが、ME936を日本で使えるようにファームウェアが更新できないのかなぁ、ということである。

日本で使う場合は、GPSを殺して使うのか、それとも他のモジュールでGPSのドライバが自動でインストールできるタイプを選択するのか、を考えるべきかもしれない。

そもそもこの機種は値段が安い。EUで使い倒すなり、日本でモディファイするなり、オモチャ的な感覚で使用するのもアリなのかな?と思った。あと盗難されてもダメージが少ない価格というべきだろうか、まともな11インチ以上のタブよりも、セキュリティーを下げても良いだろう。盗難に合っても追跡できる位の設定を楽しめるかもしれない。

あまり公けには書かないが、LTEモジュールをアレやアレに交換できるのだから、全くおススメである。

⑫ ナビとしてWindows10で音声案内

コチラで別記事にしたが、最終的にはHP ENVY 8 NOTEでナビを使う事ができた。

⑬ スペックの限界点

ただメモリ2GBの限界に気が付くのは、画面設定を200% → 150%に落とした時である。ONE NOTEやSKYPEと使っているとモッサリ感が感じられた。見るとメモリ90%以上だ。私は175%位までが丁度良いと思うが、150%以下に下げる人は要注意だ。

さらに言うとストレージ32GBも使い始めると残念な感じがあるので対策が必要だろう。アプリのインストールを別のドライブなどに逃す方法もあるかもしれない。試しにmicroSDのベンチマークを試みてみた。
sd読み出しはこんなもんかな?
Read:20MB/s。書き込みが低いのはクラス4だからだろうが、UHS-2は端子が合わないので、UHS-I規格のU3でSDHCの32GBなどを買って刺そうと思っている。HPは128/64GBのSDXCの動作保証はしている。

東芝のEXCERIAが安いのだが、悪質業者が目立つのと、書き込み速度が日本でもEUでも遅いAmazonレビューが目立つのでSUN DiskのExtremeが良さそうだ。倍は出るので注文。
カードは90-50MB/s以上の性能がある。

sd2海外でHP ENVY 8 NOTEのSDスロットの限界の話があったので参考に載せるがR:60MB/s、W:20MB/s位は出るようだ。としても通常のUSB2.0の限界は30MB/s位らしいから、そこそこ良さげな性能が出せそう。

私もホームビデオ用も兼ねて、microSDHCの SanDisk Extreme 32GB UHS-I U3を買った。15Euro。最大R:90MB/s、W:40MB/sとある。

このカードを手持ちのVersaProVSというタブレットで試したら、R:70MB/s、W:50MB/s位の速度が出た。Wがパッケージよりも速いというのもなかなかだ。次にHP ENVY 8 NOTEでやってみる。

なんとR:80MB/s、W:30MB/sに近い数字が出た。海外のHP ENVY 8 NOTEの話は、カードを何を使っているのだろうw

カードによって変わるのであれば、Wが限界値かは不明だが、ともあれ最初のカードよりも、R3倍&W7倍の速度が出るようになった。

ちなみに内蔵するeMMCのスピードも載せておこう。134/75MB/sだから、SDカードの2倍位の速さだ。

あとはできるだけアプリなどをSDカードにインストールすれば、幸せになりそうだ。Windows10では簡単にアプリのインストール先をコントロールできる。ただ注意してほしいのは後から移動させるのは結構厳しい。やってみるとできないアプリが多い。一旦削除してから別ドライブにインストすると良いのか不明。ちなみにSDカードの接触等が安定しない場合は、素直にCドライブにアプリを入れるべきだろう。私の場合、LINEもSKYPEもCドライブに入れるべきだと思った。

メモリとストレージの2点が気になるのなら、ライバル機Venue8Pro5855LTEを選ぶべきではなかろうか。見た目は凡庸だが、8インチwindowsがここまで使えるシロモノなら、投資すべき価値はあると見た。

総評

HP ENVY 8 NOTEから学んだことは、スマホを持たずして、8インチタブレットで何でも済んでしまうことだった。LINEもSkypeもメールも8インチタブに入れて、Office製品とも連携し、できないことと言えば、通話やSMSだけ。。GPSが使えるからナビもOKだし、電話よりもネットに依存する私は、スマホを通話のためだけに持ち歩くのが苦痛に感じたほどだ。

11インチは私には大きいが、ペンでスケッチするとなると、8インチは小さく感じられる。つまり11、10、8.9、8という画面サイズは、人が考えるよりも非常に重要で、ひとりひとりが真剣に考える必要があると、あえて主張したい。加えて画面サイズ。

それは完全に好みだが、8インチは持ち出す敷居が下がるので、使用頻度が上がる。すると容量が足りなくなるw 嬉しい悲鳴か..

あとebayのrefurbforlessという業者が、HP ENVY 8 NOTEを販売しているが、配送ミスや返金で非常に苦労した。私は対応や誠意がクソ業者だという理由から、全くおススメしない。

 

P.s. HPのアプリは多く入っていないものの、HP Assistantというのが微妙にウザいのだが、設定からタスクバーで非表示にできるので、アンインストールしなくても良い。

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「LTE+デジタイザ付、WINDOWSタブレット 比較⑩ (実機購入 HP ENVY 8 NOTE)」への2件のフィードバック

  1. いつも興味深く拝見させて頂いています。
    マウスコンピューターのWN802ですが、LTE化出来るか判らないでしょうか?
    コンパクトで軽さ重視で去年購入したのですが、やはりLTEがないのは厳しいです。
    ご存知であれば教えて頂ければ幸いです。
    宜しくお願いします。

    1. 記憶によればできないような気がするのですが、分解してみてはどうでしょう?

      意外と簡単ですし、日本の誰かの為の情報にはなると思います。
      WNXXXの基盤だとM2部分が無かったと思います。miniPCI接続もない気もします。
      あればLTEは使えると思います。是非試して下さい^^ 

      すみません、こんな回答で(汗)

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