太平洋 〜 記憶の無い海 〜

Stephen King『ショーシャンクの空に』(Shawshank Redemption) の中に、次の言葉が出て来ます。若い頃ベスト1の映画でした。

“It’s a little place on the Pacific Ocean. You know what the Mexicans say about the Pacific? They say it has no memory. That’s where I want to live the rest of my life. A warm place with no memory.”

多分、今私がハワイに来ているのも、半分はこの透明感のある言葉が原因なのかもしれません。荒木飛呂彦のストーンオーシャンがこの次に、僕のイメージでは繋がっていきます。ストーンオーシャンも作品としては、非常に透明感がある作品です。メキシコ人のVolksmund(民衆伝承)には何が映っていたのでしょうか。

さて、ここからが面白いのですが、R.Steinerによると、太平洋の陸地は消えたのです。あまり言うと、私も馬鹿扱いされかねませんので止めますが、どこに消えたのかも判っています。私も今日と昨日、ハワイのダイアモンドヘッドやココクレーターの山頂から気になって見上げていた”上空に浮ぶもの”です。まさに天空の城です。

シュタイナーはこの天空の城についてこう述べています(記憶では)

彼らは叡智を要塞の中に封印した。我々はその叡智を失った。それは生命についての叡智を含んだものです。

これこそラピュタみたいですね。ただ科学技術だけではなく、昔の人類が最も追い求めて来たもの。つまり不老不死です。それはさておき、ハワイは火山であり、比較的新しいもので、太平洋が『記憶の無い海』になった後にできたものです。そういう意味では、日本(の国産み神話)と変わるところはなく、記憶が飛んだ時点は、もっと相当古いものです。プラトンが大西洋に沈んだアトランティスという大陸について話題にしましたが、それに較べると、もっとずーっと古い大陸だったはずです。恐らく、人間や動物に、肉体的なが与えられた時点ではないでしょうか。そもそもあの天空の要塞が、女性にも深く関わりがあり、発情したり生命を宿したりという”理解不能なサイクルw”の鍵を握っているのでしょう。そう考えると圧倒的な影響力で、人間や動物を支配しているのです。それがあの正体らしいのです。ラピュタでもそうでしたが、男ってのはいつもおバカな生き物だから、支配権をすぐに握りたがるので、カリオストロという夢想家も人間の寿命を5000歳位に引き上げる計画をしていたそうです。5000歳も生きたいでしょうか?では25歳で散る命に価値はないのでしょうか?今を生きる事に精一杯の努力をする人にとって、寿命など二の次の話です。命を引き上げる前に、人間のマインドを引き上げて欲しいものです。そうすればこの世が天国ですから。

話を戻すのですが、『記憶の無い』というのはすごく魅惑的だと思いませんか?汚れもない。。Stephen Kingは人生という牢獄から脱して、穢れなく生きるイメージを示したのかも知れませんね。少なくとも私は影響を受けました。

今回はハワイに触発されてシュタイナーの話を取り上げました。ハワイは記憶のない海に浮かぶ、新しい孤島です。記憶は天空に去っていますが、記憶がないままでも幸せなのかもしれません。ハワイに住む人達に幸がありますように☆

 

 

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